診療実績(2022年度)
2022年度 病院指標
- 年齢階級別退院患者数
- 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
- 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
- 成人市中肺炎の重症度別患者数等
- 脳梗塞の患者数等
- 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
- その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数
年齢区分 | 0~ | 10~ | 20~ | 30~ | 40~ | 50~ | 60~ | 70~ | 80~ | 90~ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
患者数 | 9 | 125 | 193 | 210 | 403 | 752 | 929 | 1598 | 1258 | 424 |
令和4年度も、新型コロナの影響を受けたが、退院患者数は、前年から26人増えた。年齢区分別では70歳台が最も多く全体の27.1%となり前年よりも0.9%を占めている、次いで80歳台の21.3%、60歳台の15.7%となっている。70歳以上が全体の55.6%を占めており、当院の傾向である高齢者の多い状態が続いている。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) | 平均 在院日数 (全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060100xx01xxxx | 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 | 80 | 3.63 | 2.64 | 0.00 | 72.71 | |
050050xx0200xx | 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1なし、1,2あり 手術・処置等2なし | 78 | 4.97 | 4.26 | 2.56 | 71.58 | |
040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし | 74 | 27.91 | 21.11 | 14.86 | 84.57 | |
030250xx991xxx | 睡眠時無呼吸 手術なし 手術・処置等1あり | 61 | 2.00 | 2.03 | 0.00 | 60.08 | |
050050xx9920x0 | 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等12あり 手術・処置等2なし他の病院・診療所の病棟からの転院以外 | 59 | 3.46 | 3.22 | 0.00 | 69.86 |
小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術が80人でトップであるが、狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1なし、1,2あり 手術・処置等2なし、が78人、狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等12あり 手術・処置等2なし他の病院・診療所の病棟からの転院以外が59人と循環器系疾患が上位に2つ入っている。
当科は、消化器・循環器・腎臓・糖尿病・呼吸器・神経など各々の臓器別にそれぞれ専門医が常勤していますが、縦割り診療による弊害が無いよう、各専門医が緊密に連携して診断治療にあたっています。
より専門的な治療については、消化器病センター、糖尿病センター、透析センター、COPD・SASセンター をそれぞれ設置し、院内の内科以外の各部門とも横断的な連携をとっています。
小児科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) | 平均 在院日数 (全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060380xxxxx0xx | ウイルス性腸炎 手術・処置等2なし | 1 | 3.00 | 5.70 | 0.00 | 15.00 | |
令和4年度に1名入院があった。今後、受け入れを行っていく予定がある。
外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) | 平均 在院日数 (全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060160x001xxxx | 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 | 61 | 4.51 | 4.59 | 1.64 | 71.39 | |
060060xx99030x | 胆嚢、肝外胆管の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等23あり 定義副傷病なし | 27 | 2.30 | 6.11 | 0.00 | 69.41 | |
090010xx010xxx | 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術・処置等1なし | 22 | 7.36 | 9.99 | 0.00 | 67.14 | |
060035xx010x0x | 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 定義副傷病なし | 19 | 19.68 | 15.40 | 0.00 | 75.79 | |
060210xx99000x | ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | 18 | 9.83 | 9.00 | 5.56 | 72.17 |
鼠径ヘルニアが最も多いが、MDC06消化器系疾患、肝臓・胆道・膵臓疾患が最も多い。MDC04、MDC09の患者もさらに増えてきた。
現在、外科の分野では二極化が進んでいます。一つは腹腔鏡などの内視鏡を用いたminimally invasive surgeryの進歩・普及であり、もう一つは難治性癌に対する治療成績向上への挑戦です。当科ではこの二つの分野において、地域の医療に貢献できるよう努力しています。
治療している臓器は一般外科としては、甲状腺・乳腺・末梢血管を、消化器外科としては、食道・胃・十二指腸・ 肝・胆・膵・脾臓・小腸・大腸・肛門です。疾患としては大部分が悪性疾患となっています。
minimally invasive surgeryでは、腹腔鏡による胆嚢摘出術は勿論のこと、胃や大腸への応用を行っており、悪性疾患にも適応を広げています。肝胆膵の分野では、治療の難しい胆道・膵臓癌に対し治療成績向上を目指して、血管合併切除や広汎なリンパ節郭清を伴う根治術を施行しています。一方、乳癌に対する乳房温存手術や縮小手術なども行っています。
整形外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) | 平均 在院日数 (全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
070350xx01xxxx | 椎間板変性、ヘルニア 内視鏡下椎間板摘出(切除)術 後方摘出術等 | 381 | 5.34 | 9.58 | 0.26 | 53.11 | |
160620xx02xxxx | 肘、膝の外傷(スポーツ障害等を含む。) 関節滑膜切除術等 | 152 | 6.87 | 6.84 | 0.00 | 49.17 | |
160620xx01xxxx | 肘、膝の外傷(スポーツ障害等を含む。) 腱縫合術等 | 122 | 22.30 | 13.19 | 0.00 | 32.62 | |
070343xx01x0xx | 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 前方椎体固定等 手術・処置等2なし | 106 | 20.83 | 20.05 | 0.94 | 70.00 | |
070343xx02x0xx | 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 内視鏡下椎弓切除術等 手術・処置等2なし | 103 | 7.55 | 11.87 | 1.94 | 68.55 |
脊椎センターのPED(経皮的内視鏡下椎間板摘出術)、スポーツ整形外科センターのACL(膝前十字靱帯)再建術を行う疾患が上位を占めている傾向は続いている。
受診時に、「神経学的診察」・「X線撮影」・「MRI検査」などを行い、正確な病態を把握します。
その結果を判断して「投薬・リハビリなどの保存療法」を行い、それらに効果が見られない場合や患者さんが希望された場合に手術療法の適応になります。
手術に関しても、患者さんの身体的負担を一刻でも早く軽減できるよう、待機期間が3週間を超えないようにスケジュール調整に努めています。
「受診してから手術を受けるまでの期間」が短いことも大きな特色です。
当科では8名の整形外科常勤医(うち整形外科専門医6名)が、外傷や各種慢性疼痛をはじめとした整形外科疾患全般の診断・治療を行っています。(2023.7月現在)
整形外科領域の外傷や障害では、保存療法・手術療法後のリハビリテーションも大切な役割を担っているため、整形外科の治療の良し悪しはリハビテーションの充実度と深く関連しているともいえます。
そのため当科では、一般整形外科治療はもちろんのこと、26名の理学療法士・作業療法士・言語聴覚士と連携し、各種機器が完備された1,000m2以上の広々としたリハビリテーション設備を活用して「総合的運動機能治療」を行い、外傷や各種慢性疼痛に対する手術だけでなく、十分なリハビリテーション治療を行い、患者さんの社会復帰を実現しています。
また、当科の大きな特徴であるスポーツ傷害の治療・リハビリと、脊椎・脊髄疾患治療については、それぞれスポーツ整形外科センター、脊椎外科センターを設置しています。
眼科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) | 平均 在院日数 (全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
020110xx97xxx0 | 白内障、水晶体の疾患 手術あり片眼 | 25 | 2.00 | 2.63 | 0.00 | 76.84 | リンク |
020110xx99xxxx | 白内障、水晶体の疾患 手術なし | 1 | 2.00 | 2.50 | 0.00 | 87.00 | |
1泊2日での白内障の入院手術が増加している。令和4年度は途中から地域包括ケア病棟に入院して行うようになったため、DPCではカウントされていないが、全体で101件行っている。
白内障の手術を積極的に行っております。
内科と連携をとりながら手術を行いますので、糖尿病でインシュリンを使用されている方など全身疾患をお持ちの方も安心して手術を受けていただくことができます。
白内障はその大半を、点眼局所麻酔による超音波水晶体乳化吸引術+眼内レンズ挿入術で行い、局所麻酔・小切開・無縫合で行っています。
耳鼻咽喉科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) | 平均 在院日数 (全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
030428xxxxxxxx | 突発性難聴 | 30 | 7.33 | 8.56 | 0.00 | 64.97 | |
030240xx99xxxx | 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし | 22 | 4.73 | 5.69 | 0.00 | 41.50 | |
030390xx99xxxx | 顔面神経障害 手術なし | 18 | 7.83 | 8.81 | 0.00 | 59.72 | |
030270xxxxxxxx | 上気道炎 | 15 | 6.20 | 4.79 | 0.00 | 44.00 | |
030400xx99xxxx | 前庭機能障害 手術なし | 15 | 5.00 | 4.79 | 0.00 | 69.87 |
突発性難聴が最も多く、次いで扁桃領域の炎症疾患顔面神経障害で上位を占めている。平均在院日数は全国平均より短いものが多い。
耳鼻咽喉科では耳、鼻、のど、頸部の疾患を全般的に診療しています。
「聞こえにくさ」「耳鳴り」「耳痛」といった耳の症状
「めまい」
「鼻づまり」「鼻汁」「鼻出血」などの鼻症状
「のどの痛み」「声がれ」「飲み込みにくさ」などののどの症状
「首のしこり」
「顔面の麻痺」
でお困りの際はご相談ください。
なかでも難聴・耳鳴に対する補聴器診療や、アレルギー性鼻炎に対する手術やレーザー治療、舌下免疫療法、近年増加傾向で難治性の好酸球性副鼻腔炎を含む副鼻腔疾患に対する治療、甲状腺疾患に対する検査や手術に注力しています。
皮膚科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) | 平均 在院日数 (全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
080020xxxxxxxx | 帯状疱疹 | 37 | 10.24 | 9.25 | 2.7 | 72.22 | リンク |
080010xxxx0xxx | 膿皮症 手術・処置等1なし | 31 | 16.55 | 13.50 | 3.23 | 72.84 | |
080007xx010xxx | 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等 手術・処置等1なし | 15 | 3.67 | 3.94 | 0.00 | 53.73 | |
080006xx01x0xx | 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2なし | 8 | 5.00 | 7.29 | 0.00 | 77.25 | |
070010xx970xxx | 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) その他の手術あり 手術・処置等1なし | 4 | 4.00 | 4.50 | 0.00 | 46.5 |
帯状疱疹で37人、膿皮症で31人と上位を占めた。
当科では、乳幼児からご高齢の方の皮膚科疾患全般の診療を行っております。
アトピー性皮膚炎、蕁麻疹、にきび、皮膚腫瘍など、皮膚の病気全般の治療を行います。自己免疫性水疱症などの難治性皮膚疾患において、他科と連携しながら治療を行います。
しみ、ほくろなど、レーザーによる治療が可能です。
(血管腫や刺青に対するレーザー治療は行っていません。)
乾癬やアトピー性皮膚炎、慢性蕁麻疹に対する生物学的製剤治療に関するご相談を承ります。
泌尿器科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) | 平均 在院日数 (全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
110080xx991xxx | 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり | 92 | 2.41 | 2.45 | 0.00 | 70.73 | |
110200xx02xxxx | 前立腺肥大症等 経尿道的前立腺手術等 | 62 | 8.98 | 7.82 | 0.00 | 74.95 | |
11012xxx02xx0x | 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術 定義副傷病なし | 60 | 3.83 | 5.29 | 0.00 | 60.92 | |
110420xx02xxxx | 水腎症等 経尿道的尿管ステント留置術等 | 37 | 3.84 | 4.11 | 0.00 | 70.54 | |
110070xx03x0xx | 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2なし | 32 | 6.69 | 6.85 | 0.00 | 77.91 |
前立腺の悪性腫瘍が最も多くなり、前立腺肥大症の患者は2位となっている。
当科では、前立腺疾患の診断・治療に積極的に取り組んでおり、前立腺肥大症の治療では、
高齢者に負担の少ない内視鏡手術やホルミウムレーザー前立腺核出術(HoLEP)を行っています。
また、最近では前立腺癌が多くなっており注意が必要であり、
排尿障害で受診された50歳以上の患者さんにはPSA検査を行い、
異常値の方には積極的に前立腺生検を行っています(1泊2日の入院が必要です)。
他院の人間ドックなどでPSAの異常を指摘された方も、お気軽にご相談ください。
自然排石の見込めない尿管結石に対しては、
積極的に経尿道的結石レーザー破砕術(TUL、f-TUL)を行っています。
これは尿管鏡による内視鏡手術であり、入院期間は3~4日程度となります。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
初発 | 再発 | 病期分類 基準(※) | 版数 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Stage I | Stage II | Stage III | Stage IV | 不明 | ||||
胃癌 | 21 | 4 | 4 | 16 | 7 | 3 | 1 | 7.8 |
大腸癌 | 11 | 13 | 17 | 21 | 17 | 4 | 1 | 7.8 |
乳癌 | 21 | 17 | 9 | 2 | 3 | 4 | 1 | 7.8 |
肺癌 | 16 | 0 | 16 | 49 | 17 | 6 | 1 | 7.8 |
肝癌 | 1 | 5 | 3 | 2 | 0 | 16 | 1 | 8 |
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
当院では、「消化器肝臓病センター」・「COPD・SASセンター」を有しており、5大がんに対し積極的な治療を行っている。乳腺外科専門医、呼吸器外科専門医の採用により乳癌、肺がんの患者も増えてきた。また、外来化学療法も積極的に行っている。
成人市中肺炎の重症度別患者数等
患者数 | 平均 在院日数 | 平均年齢 | |
---|---|---|---|
軽症 | 11 | 13.55 | 62.82 |
中等症 | 49 | 16.35 | 81.27 |
重症 | 8 | 15.50 | 84.00 |
超重症 | 2 | 58.00 | 81.00 |
不明 | 0 | 0.00 | 0.00 |
患者数では中程度の割合が全体の70.0%を占めているが平均在院日数は超重症も入院した。
脳梗塞の患者数等
発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
---|---|---|---|---|
3日以内 | 48 | 24.10 | 77.33 | 21.21 |
その他 | 18 | 27.61 | 80.89 | 3.03 |
発症後3日以内での入院が全体の72.7%を占め、早期に治療を開始し早期リハビリテーションへ移行できるよう目指している。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 | 平均 術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル未満) | 98 | 2.99 | 2.91 | 1.02 | 72.62 | |
K5493 | 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) | 52 | 4.46 | 4.29 | 5.77 | 72.46 | |
K6871 | 内視鏡的乳頭切開術 乳頭括約筋切開のみのもの | 28 | 4.04 | 11.54 | 0.00 | 79.54 | |
K654 | 内視鏡的消化管止血術 | 20 | 6.15 | 15.95 | 5.00 | 77.35 | |
K5463 | 経皮的冠動脈形成術(その他) | 17 | 1.59 | 2.76 | 0.00 | 73.59 |
昨年と同様に、内視鏡による大腸ポリープ切除術が多く、次いで、経皮的冠動脈ステント留置術を多く実施しております。手術では消化器領域、循環器領域が大半を占めています。
外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 | 平均 術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K6335 | 鼠径ヘルニア手術 | 60 | 1.82 | 2.48 | 1.67 | 71.32 | |
K672-2 | 腹腔鏡下胆嚢摘出術 | 32 | 1.75 | 4.22 | 0.00 | 66.97 | |
K4763 | 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術)(腋窩部郭清を伴わない) | 19 | 1.00 | 5.16 | 0.00 | 68.79 | |
K617-4 | 下肢静脈瘤血管内焼灼術 | 17 | 0.00 | 1.00 | 0.00 | 67.06 | |
K718-21 | 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) | 17 | 0.29 | 4.35 | 0.00 | 47.18 |
鼠径ヘルニア手術が最も多く、次いで腹腔鏡下による胆嚢摘出術が多くなっています。また、乳腺の悪性腫瘍手術、肺癌の手術や鏡視下手術も数多く行っています。
整形外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 | 平均 術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K134-22 | 内視鏡下椎間板摘出(切除)術(後方摘出術) | 375 | 1.64 | 2.63 | 0.27 | 53.08 | |
K0483 | 骨内異物(挿入物を含む。)除去術 前腕、下腿 | 162 | 1.03 | 2.94 | 0.00 | 51.37 | |
K1423 | 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 後方椎体固定 | 121 | 3.18 | 18.55 | 4.13 | 69.45 | |
K068-2 | 関節鏡下半月板切除術 | 114 | 1.11 | 7.62 | 0.00 | 49.74 | |
K142-4 | 経皮的椎体形成術 | 109 | 3.44 | 10.30 | 1.83 | 79.27 |
脊椎外科で内視鏡下椎間板摘出(切除)術(後方摘出術)が最も多く、次いで脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 後方椎体固定。一般整形では、骨内異物(挿入物を含む)除去術(前腕,下腿)、関節鏡下半月板切除術が多くなっています。
眼科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 | 平均 術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K2821ロ | 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他) | 25 | 0.00 | 1.00 | 0.00 | 76.84 | |
白内障に対して行う水晶体再建を行っています。
耳鼻咽喉科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 | 平均 術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K347 | 鼻中隔矯正術 | 10 | 2.20 | 4.30 | 0.00 | 52.00 | |
K3772 | 口蓋扁桃手術 摘出 | 9 | 1.00 | 5.44 | 0.00 | 29.33 | |
K340-5 | 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) | 5 | 2.60 | 4.00 | 0.00 | 52.60 | |
K368 | 扁桃周囲膿瘍切開術 | 5 | 0.60 | 3.80 | 0.00 | 31.80 | |
K3932 | 喉頭腫瘍摘出術(直達鏡) | 4 | 1.00 | 1.25 | 0.00 | 71.50 |
鼻中隔手術、内視鏡下鼻・副鼻腔手術が最も多く占めたが、慢性扁桃炎に対する口蓋扁桃摘出術もこれまで通り行っております。
皮膚科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 | 平均 術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K0072 | 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) | 9 | 1.22 | 2.56 | 0.00 | 78.00 | |
K0062 | 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3cm以上6cm未満) | 6 | 1.00 | 2.00 | 0.00 | 46.50 | |
K0053 | 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径4cm以上) | 4 | 1.00 | 2.00 | 0.00 | 40.50 | |
K0061 | 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3cm未満) | 4 | 1.00 | 1.75 | 0.00 | 56.50 | |
K0051 | 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm未満) | 3 | 0.67 | 1.00 | 0.00 | 56.33 |
皮膚の悪性腫瘍に対する手術が最も多く、次いで良性の皮膚腫瘍摘出術となっております。
泌尿器科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 | 平均 術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K7811 | 経尿道的尿路結石除去術(レーザー) | 59 | 1.20 | 1.73 | 0.00 | 59.25 | |
K841-21 | 経尿道的レーザー前立腺切除・蒸散術(ホルミウムレーザー又は倍周波数レーザーを用いるもの) | 58 | 1.91 | 5.53 | 1.72 | 74.05 | |
K783-2 | 経尿道的尿管ステント留置術 | 49 | 1.08 | 7.20 | 2.04 | 71.43 | |
K8036イ | 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用) | 36 | 1.28 | 4.47 | 0.00 | 76.36 | |
K773-2 | 腹腔鏡下腎(尿管)悪性腫瘍手術 | 14 | 1.00 | 6.93 | 0.00 | 66.79 |
経尿道的尿路結石除去術(レーザー)が最も多く、次いで経尿道的レーザー前立腺切除・蒸散術(ホルミウムレーザー又は倍周波数レーザーを用いるもの)経尿道的尿管ステント留置術、膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用)。また、前立腺悪性腫瘍(癌)に対する手術も多く行っております。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
---|---|---|---|---|
130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | 0 | 0.00 |
異なる | 15 | 0.25 | ||
180010 | 敗血症 | 同一 | 8 | 0.14 |
異なる | 15 | 0.25 | ||
180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | 1 | 0.02 |
異なる | 0 | 0.00 | ||
180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | 9 | 0.15 |
異なる | 7 | 0.12 |
入院契機となった主病名と異なり、入院後に免疫力の低下等で敗血症等の重篤な状態や、DIC(播種性血管内凝固症候群)に陥ってしまったもの。
手術・処置等の合併症についても合併症が半数近くを占めるようになっている。