MRI検査

検査概要

MRIとはMagneticResonanceImaging（磁気共鳴画像）の略称です。非常に強い磁石と電磁波を利用し、身体の様々な断面（タテ・ヨコ・ナナメ）を撮像することができます。
当院では現在2台のMRI装置（1.5T装置2台）が稼働しており、様々な部位・疾患に対して必要な情報を提供しています。
MRE（エラストグラフィー）やDWIBS（全身DWI）などの特殊検査も行っています。

GE社製 1.5T MRI装置

GE社製 1.5T MRI装置

検査の特徴

放射線被ばくがない

放射線を使用せず、磁力と電磁波を用いて画像を取得します。

組織間コントラストが良好

正常組織と病変部の濃淡がつきやすく診断能が向上します。
MRIでは疾患に合わせた撮像方法により、様々な情報を得ることができます。
検査部位・目的によってはMRI用造影剤を使用することで、より濃淡のついた画像を得ることができます。

検査時間が長い

病変や検査部位に応じて数種類の撮像方法で検査するため、検査時間が20分～30分程度かかります。

音が大きい

検査中は工事現場のような音が鳴ります。そのため、ヘッドホンや耳栓をした状態で検査を行います。

頭部MRI検査

MRI画像は濃淡がつきやすく診断能が向上します。様々な撮像方法で画像を取得することにより、多くの情報を得ることができます。

頭部MRI （T2 強調画）

頭部 MRI（T1 強調画像）

検査部位、目的に応じて造影剤を使用することで、より正常部位と病変部の識別ができます。

単純 MRI（頭部）

造影 MRI（頭部）

MRIは造影剤を使用せずに、血管の画像を取得することができます。

頭部 MRA

頭部 MRA

頸部 MRA

注意事項

下記に該当する方は、事前に担当医師にお申し出下さい。

• 心臓ペースメーカー、植込み型除細動器（ICD）を挿入している方
• 脳深部刺激療法（DBS）を挿入している方
• 自己血糖測定器（リブレ）を装着している方
• 手術で体内に金属、電子機器を挿入している方
• 妊娠または妊娠の可能性がある方
• 閉所恐怖症またはその傾向がある方

造影MRI検査を受けられる方は、下記に該当する場合事前にお申し出下さい。

• 以前に造影剤を使用した検査で副作用が出た方
• 喘息の方
• アレルギー体質の方
• 授乳中の方

検査前後の注意点

• MRCPは食事制限があります。午前検査は朝禁食、午後検査は昼禁食（朝食は可）にして下さい。
• 造影検査後、十分に水分をお摂り下さい。ただし、検査日の飲酒はお控え下さい。
• 検査予定時刻は検査の都合上、多少前後する場合がありますのでご了承下さい。