口腔病理診断センター
口腔病理診断センターを開設しました
この度、多くの皆様のご支援により、全国に先駆けて日本鋼管病院内に口腔病理診断センターを開設いたしました。
当センターでは、院内検体はもとより、外部施設からも病理組織診断と口腔細胞診診断を積極的に承ります。
日々の臨床の中で遭遇する口腔病変に対し、組織・細胞診断を取り入れることは、科学的診断根拠に基づく治療へと繋がります。
口腔外科の経験の有無によっては、組織や細胞の採取が難しい、と思われるかもしれませんが、当センターでは、観血処置を必要としない細胞診検査も行います。
細胞診検査は、初期の粘膜病変のスクリーニングには最適な方法であり、この度導入した液状細胞診は操作方法が簡便です。
先進国の中で日本は口腔癌における致死率が最も高いのが現状です。
口腔癌の早期発見・早期治療には、臨床の第一線で活躍されている先生方のお力がきわめて重要です。
日常の診療の中に病理組織診断や口腔細胞診断を取り入れて、歯科医療へのさらなる貢献に繋げていただければ幸いです。
当センターはそのような先生方を全面的にサポートいたします。