腎臓内科

診療科案内

当科の特色

当科では、高血圧、急性腎不全や慢性腎不全、ネフローゼや慢性腎炎などの病気の診断と治療を行っています。
慢性腎炎やネフローゼに対しては、侵襲の少ない超音波ガイド下経皮的腎生検にて腎組織診断を行い、病態に最適の治療法を選択しております。
しかし病状が進行してしまい、慢性腎不全の保存期という透析を始める前の状況では、血圧管理や薬物療法に加え食事療法・日常生活の注意など、弱った腎臓を長持ちさせる知識とともに、将来の透析に備えた知識を身につける慢性腎不全(保存期)の教育にも力を入れています。

さらに、透析療法が必要になった方々を対象に、透析センターを開設しております。

透析センター

症状が進行し、透析療法が必要になった方々を対象に、平成18年7月に 透析センター を開設、10台の透析コンソールで血液透析及び腹膜透析を開始しました。
平成19年10月には患者数の増加に伴い20台に増設、同22年1月には22台に、同23年1月には26台に透析コンソールを増設し、川崎市川崎区南部地域での中核施設としてより多くの方々に透析医療を提供しております。

当センターでは近隣の通院透析患者さんだけでなく、新規透析導入や他院で通院透析中の患者さんの合併症・検査・手術のための入院にも、各科と連携して対応しています。
なかでも、アクセストラブルに対しては放射線科と連携しPTAも行っており、高い再開通率を得ております。

高血圧に関しても単に血圧の数値を下げるだけでなく、高血圧の原因として内分泌性や腎血管性等の二次性高血圧の検索や、また、本態性高血圧に関しても数多 くある降圧薬の中からそれぞれの病態・合併症・体質に最も適したものを選択し、長期に渡って安定して管理することを目指しています。

透析センターの詳細はこちらをご覧下さい