呼吸器内科

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当科の特色

日本鋼管病院/こうかんクリニック 呼吸器内科では川崎南部地域の中核病院として肺疾患の急性期医療・慢性期医療、肺がん診療など幅広い診療を担っています。慢性閉塞性肺疾患(COPD)と睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診断や治療に特化した「COPD・SASセンター」では医師・看護師・コメディカルが一体となり、全国に先駆けてCOPDのリハビリ治療や教育入院プログラムを行っています。COPD教育入院は全国的にも実施医療機関は限られており、約1-2週間かけて呼吸機能を評価する検査、呼吸リハビリテーション、栄養指導、薬剤指導などオーダーメイドのプログラムを作成して治療に当たっています。

当院の呼吸器内科は「呼吸器疾患で苦しむ人を1人でも多く救う」ことをビジョンに診療にあたっています。肺がん、胸膜中皮腫などの腫瘍性疾患、COPD、気管支ぜんそく、間質性肺炎、細菌性肺炎・結核・新型コロナウイルス感染症などの感染性疾患など非常に幅広い呼吸器疾患に対応しています。治療に関しては呼吸器内科がメインで診療に当たっていますが、全身に症状が出る場合や外科的な処置が必要な場合、放射線治療が必要な場合などがありますので、近隣の病院とも密な連携をとっています。呼吸器診療も専門分化が進み、ある特定の疾患や分野の診療に特化している施設が少なくありません。当院 呼吸器内科は特定分野の診療に特化せず全ての呼吸器疾患の診療に対応できることが最大の特色となっています。

また川崎南部地域の中核病院として呼吸器疾患の診療に全力を尽くすことは重要な使命ですが、呼吸器内科を志す若い先生方の研究や教育にも力を入れています。「臨床・研究・教育」の3本柱を常に意識し、川崎地域全体の呼吸器診療の質を高めることも重要なミッションとして考えています。

スタッフ

副院長・内科統括部長:宮尾 直樹
水江診療所 所長:原田 尚子
呼吸器内科 診療部長:田中 希宇人
医員:新家 葉子
医員:山村 啓之
医員:栃木 健太朗
医員:由井 照絵
医員:眞鍋 佳世

非常勤医師:山口 佳寿博(東京医科大学 呼吸器内科 客員教授)

対象疾患

呼吸器疾患全般を対象疾患として診療に当たっています。

肺がん、COPD、気管支ぜんそく、間質性肺疾患、アレルギー性肺疾患、細菌性肺炎や肺結核、非結核性抗酸菌症、職業性肺疾患、気胸、慢性呼吸不全、睡眠時無呼吸症候群などの診療を行っています。肺や呼吸の病態にあわせて在宅酸素(HOT)や経鼻的持続陽圧呼吸療法(CPAP)の管理も行っています。

「息苦しい」「ゼーゼー・ヒューヒューする」「咳が止まらない」「肺に異常な陰影が映っている」「身体の酸素の値(SpO2やPaO2)が下がっている」などの場合は全て呼吸器内科の対象と考えています。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)も呼吸器内科を中心に診療に当たっています。

診療内容

日本鋼管病院/こうかんクリニックの呼吸器内科では、川崎南部地域の呼吸器診療における基幹施設の役割を担っています。全ての医師が肺がん、COPD、気管支ぜんそく、間質性肺炎、肺炎などの呼吸器疾患全般を対象に診療を行っています。退院後の患者さまや在宅酸素や自己注射を行っている患者さまは外来看護スタッフと連携し、肺がんや胸膜中皮腫の抗がん剤治療は外来で治療が行える化学療法室のスタッフとも常に連携を図っています。

気管支鏡検査

肺がんやびまん性肺疾患の診断に気管支鏡検査は欠かせません。当院では週2回(水曜午前、木曜午後)、気管支鏡検査を行っており、呼吸器内視鏡専門医の指導のもとで気管支鏡検査を安全かつ迅速に行っています。検査対象の病変が気管支鏡で検査が困難な場合には放射線診断科や呼吸器外科と連携しCTガイド下生検やエコー下生検、呼吸器外科と連携した外科的生検も行い、患者さまに適切かつ確実でで安全な検査を行うよう心がけています。

COPD・SASセンター

当科では「慢性閉塞性肺疾患COPD」や「睡眠時無呼吸症候群SAS」の診断や治療に特化した「COPD・SASセンター」を設置しております。全国でも数少ないCOPDに特化したリハビリ入院も行っています。当センターで行うCOPD教育入院は、医師をはじめ看護師、リハビリテーション科、検査科、栄養科など各スタッフがチームを組んで診療に当たります。様々な検査により肺の現状評価や合併疾患の検索を行い、多角的に評価して患者さんがより活動的に過ごせるように診療に当たっています。 咳や息切れなどの呼吸器に症状がある方や、呼吸器疾患でお困りの方はぜひ日本鋼管病院/こうかんクリニック 呼吸器内科をご受診下さい。