病理組織検査
病理組織検査の流れ

上記点数は病理組織診断に関連するものであり、このほかに処置に対する保険請求(生検、嚢胞摘出、腫瘍切除など)が算定可能となります。病理検査に関する保険算定(詳細は歯科点数表の解釈を参考にしてください)
病理組織検査の申し込み方法
- 採取した検体はすみやかに10%(緩衝)ホルマリン固定液(3.7%ホルムアルデヒド)にいれる。
・適正量:ホルマリン量は組織の10倍以上が目安 - 検体を入れた標本瓶は液が漏れないよう十分に配慮する。
・口をしっかりと閉める
・検体瓶のフタをテープで封をする
・検体瓶は二重包装とし、輸送中の破損や漏洩を防止してください
【注意】シリコン系の柔らかい標本瓶は膨張等で液漏れしやすいのでご使用になさらないでください - 依頼書をダウンロードして必要事項を記入する
(記入例を参考にしてください) - 依頼書と検体を一緒に郵送する
記入例

【注意事項】
- 緊急性のある場合、または標本作製に時間のかかる場合等は、こちらからご連絡をすることもありますので、メールアドレス、電話番号は正しく記載してください。
- 医療安全上、患者氏名のフリガナは必ず記載してください。
- 臨床情報は、診断を行う上で非常に重要な手がかりとなります。
診断の質を高めるためにも、できる限り詳細な情報のご記載をお願いいたします。 - 標本の送付の際、薬液が漏れないよう、検体瓶のフタをしっかり閉め、テープで封をした上で、2重に包装してください。
- シリコンの標本瓶は熱等による膨張が起こり液漏れの原因となりますので、使用は控えてください。
- 検体と必要事項を記載した依頼書を一緒にご郵送ください。
- その他、ご不明な点は 日本鋼管病院 地域連携室にお問い合わせください。
保険請求について
従来、病理組織検査においては『病理判断料(130点)』のみが算定対象とされておりましたが、病院と連携を結んでいただくことで、診療所においても以下の診療報酬が算定可能となります。
・ 病理診断料 : 520点
・ 口腔病理診断管理加算 : 120点
さらに、観血処置に対する診療報酬(例:生検400点、嚢胞摘出800~2,040点など)も併せて算定することが可能です。
詳細につきましては、「歯科点数表の解釈」や厚生労働省ホームページをご参照ください。
ご不明な点がございましたら、お気軽に当院地域連携室にお問い合わせください。
病診連携の届出
連携を申請するには、『様式 79 の2 保険医療機関間の連携による病理診断の施設基準に係る届出書添付書類』及び『特掲診療料の施設基準に係る届出』を所轄の厚生局へ提出する必要があります。
当院では必要事項をあらかじめ記載した記入用書式を当院ホームページ上にてダウンロード可能としております。
届出が完了されましたら、必ず当院地連連携室までご一報くださいますようお願いいたします。
記入例
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※診療所様側で記載する必要がある箇所は上記赤字部分のみになります。
ご不明な点は、日本鋼管病院 地域連携室までお問い合わせください。
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※上記は検査に係る保険請求になりますので,この他に処置に対する保険請求が可能です.