呼吸器内科ブログ こうかん呼吸器ブログ

2024.12.02

肺がんの画像検査

肺がんを疑った時の行う画像検査はどのようなものがあるのでしょう?

X線(レントゲン)写真で肺がんを疑うことができますが、CTでより細かく評価する必要があります。認められる異常な影でがケバケバしている(スピキュラ)場合や、胸膜を巻き込んでいる(胸膜陥入)があるような場合には肺がんを強く疑います。異常な影が石灰化を伴う場合や脂肪を含むような場合には肺がん以外の可能性を考えます。

肺がんがどれくらい広がっているか病期診断(ステージング)には「TNM分類」が使用されます。Tは肺がんの大きさや場所、Nはリンパ節の広がり、Mは肺以外の転移があるか、胸水があるかどうかなどで決まっています。この組み合わせで病期(ステージ)、いわゆる肺がんの進行度が決定されます。

肺がんは転移しやすい臓器や部位が分かっており、肺(反対側の肺や同じ側の異なる肺葉)、肝臓、副腎、脳、骨をチェックします。そのためにそれらの転移部位や腫瘍の大きさ・浸潤の程度などを評価するために病期診断目的にいくつかの検査が追加されていきます。病期の診断に使用される検査としては、

  1.  CT(造影剤を使うことが多いです)
  2.  頭部MRI(造影剤を使うことが多いです)
  3.  骨シンチグラフィ
  4.  PET-CT

などの検査を行います。特にPET-CT検査によってリンパ節(N因子)や遠隔転移(M因子)をより鋭敏に、正確に評価することが可能になりました。

こうかん呼吸器では、肺がんが疑われた場合に速やかに組織診断・病期診断が行われるよう診療しています。(ただしPET-CTは当院にありませんので他検査機関・市立病院を検査のために紹介します) 実際の患者さんが一番良い状態で最善の検査や治療を受けられるよう、常に呼吸器チームで検討しながら診療を行っています。今後も日々の勉強は欠かさず行い、目の前の肺に病気のある患者さんに全て還元していくことを約束します。肺がんが疑われて検査や治療について相談したい方はぜひ一度、こうかんクリニック 呼吸器内科を受診して頂ければ幸いです。

日本鋼管病院 呼吸器内科 診療部長
田中 希宇人(たなか きゅうと)

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