呼吸器内科ブログ こうかん呼吸器ブログ

2024.12.04

ぜんそく(気管支喘息)ってどんな病気?

ぜんそく(気管支喘息)は、ガイドラインでは「気道の慢性炎症を本態とし、変動性を持った気道狭窄による喘鳴、呼吸困難、胸苦しさや咳などの臨床症状で特徴付けられる疾患」と定義されています。空気の通り道に慢性的な炎症が起こり、せき、ヒューヒューといった音、息切れなどの症状が起こる病気、ということです。ただそんな病気はいくらでもありそうですよね。ぜんそくは「採血で、この値が高いだからぜんそく」とか、「こんな症状があるからぜんそく」とか、具体的な診断基準がありません。外来でも一発で簡単に「あなたはぜんそくです」と言い切ることが難しい病気です。何回もよくお話を聞いたり、聴診したり、検査したり、クスリの効果を診たりして総合的に、「ぜんそくらしさ」を突き止めていくことで、診断に結び付けていきます。ぜんそくのガイドラインでは、ぜんそくを疑う症状と共に、症状の日内変動や季節性、アレルギー性鼻炎がることや採血で好酸球が高いかどうかなどを総合的に判断するように書かれています。

またぜんそくの特徴である気道炎症や気道が敏感であること(気道過敏性)によって生じる気道狭窄やせきの症状は、自然に良くなったり悪くなったり、症状の波(可逆性)があることが多いです。ただ長いことぜんそくをわずらって、しかも適切な治療が行われない場合には、症状がクスリを使っても改善しないことがあります。医学的には、炎症が長引くことにより「リモデリング」と呼ばれる構造変化で気道が硬くなり、不可逆的に症状が続くこともあります。

こうかん呼吸器には多くのぜんそく患者さんが通院されています。中には複数のクスリを使ってやっとこさ症状が抑えられている方や、それでも時々ぜんそく症状で苦しんでしまう重症ぜんそく・難治性ぜんそくといった方が通われています。長引くせきや息切れ、呼吸がヒューヒューいうような場合で困っている方は一度こうかん呼吸器で相談頂ければ幸いです。ぜんそくの適切な診断と治療について丁寧に提案させて頂きます。

日本鋼管病院 呼吸器内科 診療部長
田中 希宇人(たなか きゅうと)

こうかんクリニック 呼吸器内科 受診はコチラ

日本鋼管病院 こうかんクリニック 呼吸器内科ページはコチラ

日本鋼管病院 呼吸器内科 診療部長 田中 希宇人のインタビューはコチラ

日本鋼管病院 呼吸器内科 診療部長 田中 希宇人の書籍『ぜんそく・COPDポイント解説』はコチラ