ここで肺がんの疫学についてみてみましょう。
肺がんは日本人における癌による死亡の第1位となっています。2019年の報告では、肺癌は年間に男性で約53000人、女性で約22000人死亡しています[図1]。グラフは1950年代から現在に至るまで、肺がんで亡くなる方が右肩上がりに増えていることが分かります。

[図1:日本の肺癌死亡数 年次推移(国立がん研究センター がん対策情報センターより)]
肺がんで亡くなる方が増えている背景には、肺がん罹患数や罹患率が上昇している背景があります[図2]。タバコやアスベストなど発がん物質も関係していますし、検査や診断技術が進歩して肺がんと判明する患者さんが増えたことも関係しています。

[図2:日本の肺癌罹患数 年次推移(国立がん研究センター がん対策情報センターより)]
肺がんと診断される方は40歳代から少しずついらっしゃいますが、50歳代以上で急に増えることが分かります[図3]。ただ図からも分かる通り、実際の現場においても若くして肺がんと診断される方も稀ではありません。

[図3:日本の肺癌罹患数 年齢階級別(国立がん研究センター がん対策情報センターより)]
こうかん呼吸器では、成人であればどのような年代であっても対応させて頂きます。若くして肺がんが疑われた場合であっても、速やかにかつ丁寧に診療させて頂きます。今後も日々の勉強は欠かさず行い、目の前の肺に病気のある患者さんに全て還元していくことを約束します。肺がんが疑われて検査や治療について相談したい方はぜひ一度、こうかんクリニック 呼吸器内科を受診して頂ければ幸いです。
日本鋼管病院 呼吸器内科 診療部長
田中 希宇人(たなか きゅうと)