部門

膝前十字靭帯再建術後のリハビリ

当院で実施しているACL再建術後のリハビリテーションの特徴

科学的に効果検証された再損傷予防リハビリテーションを行っています

1. 再損傷予防リハビリテーションの前に、健常選手への予防を実施

当院では、まずは健常な選手を対象に股関節に着目したACL損傷予防プログラム=「Hip-focused Injury Prevention プログラム(HIPプログラム)」を開発しました。このHIPプログラムを大学女子バスケットボール選手を対象に理学療法士が直接指導を実施し、非接触型ACL損傷発生率が63%減少しました。

この内容は以下に挙げる書籍と論文に掲載されております。

書籍

① 選手の膝をケガから守る ブックハウスHD 大見頼一編著
② 予防に導くスポーツ整形外科 文光堂
「股関節に着目した予防トレーニング」 大見頼一(分担執筆)

論文

● Omi Y,et al. Effect of Hip-Focused Injury Prevention Training for Anterior Cruciate Ligament Injury Reduction in Female Basketball Players: A 12-Year Prospective Intervention Study. American Journal of Sports Medicine.2018

2. 再損傷予防リハビリテーションについて

再建した靭帯がスポーツ復帰後に再び損傷してしまい、再手術を受けることになるのはとてもつらいことです。過去に我々は選手やスポーツ愛好家とともにこの再損傷の問題について悩んでいました。
そこで、我々はHIPプログラムをACL再建術後のリハビリテーションプログラムに組み込んだ「再損傷予防リハビリテーションプログラム」を開発しました。そして、このプログラムを実施することによって、再建した靭帯が再び損傷してしまう再建靭帯損傷の発生率が減少するか否かを調査しました。その結果、再建靭帯損傷の発生を61%抑制することが出来ました。

この内容は以下に挙げる書籍や論文に掲載されています。

書籍

● パーフェクト膝前十字靭帯再建術(ACL) 金芳堂
「再受傷予防を目指したリハビリテーション」 大見頼一(分担執筆)

論文

● Kawashima T,Omi Y,et al.Effect of Graft Rupture Prevention Training on Young Athletes following Anterior Cruciate Ligament Reconstruction: An 8-year Prospective Intervention Study.Orthopaedic Journal of Sports Medicine.2021

当院への入職を考えている方へ

当院では現在、理学療法士を募集しています。

研究や論文作成に取り組むスタッフも多く、臨床だけでなく学術的な学びにも力を入れられる環境です。
セラピストとしてステップアップしたい方が、やりがいをもって働けます。

また、病院の強みである整形外科を中心に、豊富な症例を経験できるのも特長です。
運動器疾患のリハビリを深く学べるほか、内科系疾患や神経疾患、パーキンソン病など、幅広い分野のリハビリに携わることができます。

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