外来
一般外来は月曜日から土曜日の午前中です。できるだけ患者様をお待たせしないようにするために予約制で診察を行っています。レーザー治療や蛍光眼底撮影検査・斜視検査・視野検査等は午後に予約制で行っています。
また、経験豊富な斜視の視能訓練士がおり、小児の斜視検査や訓練も多種専門的に行い長期的にフォローをしています。
ドライアイ
名前の通り眼の乾きですが、それを自覚して受診される方と同じくらい、眼精疲労や流涙など他の症状で受診され、ドライアイの診断をされる方もいます。近年、コンタクトレンズやパソコンが普及しているなど環境の変化も起因し、年々多くなっています。出なくなった涙を復活させることはできず、涙の代わりになる点眼薬で涙を補う治療が主になっていますが、涙の流出を止める涙点プラグという方法もあり ます。涙点プラグは外来で簡単に装着でき、万が一不愉快であれば簡単にはずすこともできます。それ以外にドライアイ眼鏡といって、普段お使いの眼鏡に柔ら かい透明の枠をとりつけそこに水で湿らせた小さなスポンジをとりつけて目の周りの湿度をあげる方法もあります。
緑内障
緑内障は、長期間に眼の中の圧力(眼圧)が上がり見える範囲(視野)が欠けてくる病気です。一度欠けた視野 は戻らないので早期発見、早期治療が重要です。緑内障の治療は点眼薬による眼圧のコントロールが基本ですが、眼圧が下がらない場合には内服治療やさらには 手術が必要となります。最新のデーターでは日本人の40代以上の17人に1人に緑内障があるといわれています。緑内障は知らないうちに進行している場合が多いので40代以上の人は眼科検診をお勧めします。
飛蚊症
眼の前に実際存在しないゴミ・虫のようなチラチラしたものが見えるなどの症状を総称して飛蚊症と呼んでいます。他にも水玉模様、髪の毛みたいなものが見えるといった訴えもありますが、この場合も同じく飛蚊症です。年齢と共に眼の奥にあるゼリー状の物質(硝子体)が濁り、その濁りの影が眼の底の網膜に映ると飛蚊症が生じますので、ある年齢を超えるとほとんどの方が大なり小なり自覚されると思います。残念ながら 治療法はありませんが、網膜剥離・眼底出血・炎症性疾患等の病気から来る飛蚊症もありますので、症状のある方は一度受診をお勧めします。