化学療法室とは
がんに対する治療法に「手術」や「放射線療法」と並んで「抗がん剤による化学療法」があります。抗がん剤による化学療法は、固形がんといわれる胃がん・大腸がん・肺がん・乳がんなどから、血液悪性腫瘍である白血病・悪性リンパ腫など、幅広いがんに対して行われています。
従来、がん化学療法は、抗がん剤の使用法や副作用の管理が難しいため、入院によって行われてきました。しかし、近年、新しい吐き気止めや造血剤などによる副作用の軽減、抗がん剤の投与量や投与間隔の工夫などによって、化学療法は外来でも安全に行えるようになりました。
外来化学療法の大きな利点は、患者さまが日常生活を送りながら、通院でがん治療の継続ができるという生活の質(QOL: quality of life)の向上とともに、一定期間入院することに比べて経済的な負担の軽減にもなるということです。
以上のことから全国的にも外来化学療法を専門に行う「外来化学療法」を行う医療機関が増えています。
当院でも平成23年4月から、従来それぞれの診療科で行っていたがん化学療法に代わって、患者さんにより快適・安全に治療を受けていただけるよう、専門医師・専任看護師・専任薬剤師による「化学療法室」を開設いたしました。

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レジメン内容については、化学療法担当薬剤師までお問合せ下さい。
化学療法薬剤師PHS:6283