よくある質問

ロコモティブシンドローム

Q.“ロコモ”最近耳することがありませんか?

正式には「ロコモティブシンドローム」、和名を「運動器症候群」と言い、メタボリックシンドロームと並ぶ深刻な生活習慣病として、最近注目されています。
これは、体を支えたり動かしたりする骨や関節・筋肉といった運動器の機能低下し、「立つ」「歩く」といった動作が困難になり、腰痛・膝痛・歩行困難など日常生活で人や道具の助けが必要になってしまう状態や、更に進行して寝たきりになってしまったり、その一歩手前の状態のこと言い、誰でも加齢とともにリスクが高まるものです。


運動器ってなに?

身体運動に関わる骨・関節・筋肉・腱・靭帯・神経などの総称です。これらは全てが連携して初めて動作になるので、どれか一つに障害があっても身体はうまく動きません。もちろん複数の運動器に同時に障害が出ることもあります。


『メタボ』の次は『ロコモ』 ~ 50歳を過ぎると7割以上の人にリスクが! ~

メタボの原因が内臓脂肪の蓄積であるのに対し、ロコモは運動機能の低下が原因でおこります。超高齢社会を迎えた日本の平均寿命は、男性79歳・女性86歳(2008年厚労省調べ)になりましたが、その平均寿命に運動器の寿命が追いつかず、障害が出ることが起因すると考えられます。
「だったら、高齢になってから心配すればいいんじゃない?」こんな風に思っていませんか?
しかしご注意!40代から初期症状が始まる人が多いと言われており、ロコモの方とその予備群は全国に4700万人いると推測されています。


忍び寄るロコモのサイン

「腰が痛い、ひざが痛い」といった運動器の不調を訴える人や、骨がもろくなる人は、50歳を過ぎると急増します。入院治療が必要なケースも多く、そのピークは70歳代です。近年、こうした運動器の障害が、要介護や寝たきりと深く関係していることがわかってきました。
要介護・要支援認定の30%以上は、「関節の病気」や「転倒による骨折」が原因です。


なぜロコモになるの? ~ 3大要因 ~

ロコモの主な原因は3つ。転倒のリスクを高める『バランス能力の低下』や『筋力の低下』。そして、骨がスカスカになる「骨粗鬆症」、膝の関節軟骨がすり減る「変形性膝関節症」、腰の神経が圧迫される「脊柱管狭窄症」を代表とする『骨や関節の病気』です。
適度な運動や栄養摂取を心掛けないと歳を重ねるごとにロコモになり、寝たきりになってしまう可能性があるのです。


ロコモにならないために ~ 簡単なトレーニング~

ロコモにはいろいろなレベルがあり、それはどれくらい歩けるかによって判断します。
十分に歩ける人と、あまり歩けない人ではトレーニングのやり方も違うので、自分にあった安全な方法で行なうことが大切です。ここでは、歩ける人ができる簡単なトレーニング例をご紹介しましょう。



開眼片脚立ち (バランス能力を高める)

床に着かない程度に片足を上げます。テーブルの角や手すりなど、必ずつかまるものがある場所、滑らない場所で行って下さい。
左右1分ずつを目標に1日3回行いましょう。


スクワット (筋力を高める)

椅子に腰かけるイメージで、お尻をゆっくり下ろします。
お尻を軽く下ろすところから始めて、痛みの出ない角度まで膝を曲げましょう
(膝は90度を超えて曲げないように)。
このとき、「膝がつま先より前に出ない」・「膝が曲がる方向は足先を向く」ことに注意しましょう。
動作中は息を止めないように、深呼吸をするペースで5~6回繰り返します。1日3回を目標に行いましょう。
安全のためにソファーや椅子の前で行なって下さい。


他にも、いろいろなトレーニングがあるので積極的に行ってみて下さい。

体 操 水泳、水中歩行 ウォーキング ストレッチ

※治療中の病気やケガがあったり、体調に不安があるときは、まず医師に相談してから始めましょう。
無理をせず、自分のペースで行いましょう。また、食事の直後の運動は避けましょう。
なお、痛みを感じた場合は運動を中止し、すぐに医師に相談して下さい。


歳を重ねても身体機能が低下しないよう、日頃から適度な運動を心がけましょう。

page top