よくある質問

乳がん

近年、日本でも乳がん発症率は増加傾向の一途をたどり、2000年頃より女性のがんの中では1番多いがんとなっています。これは、ライフスタイルの欧米化など、女性をとりまく環境の変化が原因と考えられています。
しかし、乳がんは早期発見されれば治りやすいがんであり、そのための自己検診や定期検診が重要です。


Q.乳がんの症状には、どういうものがありますか?
A.一番古典的な症状は、「痛くない、硬いシコリ」です。乳がんのほとんどの人がこの症状で来院されます。他には「乳頭から血が出る」「乳頭がじくじくする」「乳房にくぼみがある、変形している」「乳房が赤くはれた」などがあります。
他のがんにも言える事ですが、初期のうちは全く自覚症状が出ないことが多く、痛みがある場合は逆に心配ないことが多いです。
Q.乳がんの検査には、どういうものがありますか?
A.視診・触診、マンモグラフィー、超音波検査の3つで乳がんのほぼ90%が診断可能とされています。マンモグラフィーとは乳房を圧迫して撮影するX線 検査で、最近マスコミでも話題になり、乳がん検診に取り入れられる方向にあります。ただ、触診とマンモグラフィーだけでは不十分で、乳腺を検査できる超音 波装置で検査を行って初めて十分といえます。その他に、ごく初期で、シコを触れないものに対してはMRIも有効です。
今まで述べた検査は、外からの検査ですので乳がんの確定診断をするには細胞や組織を調べる必要があります。そのため、まずは血液検査をするのと同じ針で細 胞を取って調べます。針は細いのでうまく細胞が取れない場合もあります。そのときは、より太い針で組織を採るか、局部麻酔をして、シコリの一部または全部 を切除して検査します。
Q.自己検診はどのようにすればいいのですか?
A.生理がある人では、生理後1週間目くらいに、閉経後の人では月に1度、日を決めて行うのがいいでしょう。お風呂に入るときなどに、まずは鏡の前に立 ち、自然な状態で乳房を観察します。次に、両手を挙げたり下げたりして乳房を観察します。このときのポイントとしては、左右の形に変化はないか。皮膚にく ぼみやひきつれはないか。発赤、ただれはないか。乳頭をつまんでみて、出血しないかなどを調べます。次に、入浴時には指をそろえて、平手の指の腹で両方の 乳房を全体にまんべんなく触って、しこりが無いかどうか調べます。このとき、石鹸やパウダーを使うと滑りやすくなり、検査しやすくなります。湯上がりに、 布団で横になって、同じようにまんべんなく乳房全体を調べます。このときは、肩の下にうすい枕や座布団を敷くと調べやすくなります。

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