Q.のどに何か詰まっている感じがします。何かできているのでしょうか?何という病気なのでしょうか?
咽頭や喉頭の異常感は、「全身的もしくは局所的(一部の部位)な基礎疾患」に原因がある場合や、「精神的な疾患」による場合、さらにこれらの疾患を合併した場合もあり、それらによることが原因ではないと判断したうえで初めて、『咽喉頭異常感症』と診断されます。
実際には、自律神経失調症(自律神経機能異常が咽頭粘膜血流量の減少をもたらす)や更年期障害(更年期となりエストロゲン欠乏と加齢により咽喉頭の乾燥感や異物感を引き起こす)、咽喉頭逆流症が多く含まれます。
咽喉頭逆流症とは、逆流性食道炎のうち、食道外症状として咽喉頭に咽頭痛・夏声・圧迫感・のどのイガイガ感を呈するものです。
咽喉頭逆流症では、局所所見としてファイバースコープにて胃内容物が逆流することで、咽頭後方の粘膜の発赤腫瘍や声帯の肉芽形成、また食道入口部の唾液貯 留を認めます。咽喉異常感症では咽喉頭逆流症がありながらも、ファイバースコープ所見上はっきりとした所見に乏しいものも含まれます。
何にせよ、故意にのどを押さえたり、つばを飲んだりという動作は直ちに止め、何もないという認識を持つことが大切です。
症状が一向にとれない方や、「咽頭・喉頭のがん」が心配な方は、定期的に診察して経過を診ましょう。
耳鼻咽喉科 三並 美香
Copyright (C) Nihon Koukan Hospital, All Rights Reserved.