Q.子供が滲出性中耳炎で治療中ですが、なかなか治りません。大丈夫でしょうか?
A.滲出性中耳炎の中にはかなり治りにくいものがあります。小学校低学年ぐらいまでは、耳と鼻をつなぐ耳管の状態が成長していないため、特に治りにくい 時期です。また鼻が悪くなると治りにくいので鼻の治療も同時に行います。内服薬や通気治療などを行いながら、長期に続く場合や聴力の低下を認める場合に は、鼓膜切開や鼓膜チュービングが効果的です。
Q.鼓膜チュービングとはどのような治療ですか?
A.鼓膜チュービングとは、滲出性中耳炎が蔓延し、鼓膜切開を含む保存的治療で効果が十分に得られない場合に行う治療のことです。
鼓膜切開をした後、切開孔よりチューブ(シリコンやテフロンなどの小管)を中耳腔に向かって挿入・留置することで、貯留液の排除、中耳内陰圧解除に役立ちます。
チューブの留置期間の目安は1~2年程度です。
Q.鼓膜チュービングの手術を行うとしたら暫く入院しなければならないのでしょうか?
A.大人と小児で手術の方法が異なります。
大人の場合(通常)、局所麻酔のうえ外来で行います。
小学生以下の小児の場合、全身麻酔で行うことが多いです。
施設の治療体制により異なりますが、当院では日帰り手術(朝の8時30分頃に来院していただき、手術を行い、問題が無ければ夕方に帰宅できます)という形をとっています。
耳鼻咽喉科 三並 美香
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